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 「蟷螂の斧」に対して「窮寇は追うなかれ」

中国春秋時代に、魯の国の賢人が残酷で有名な衛国の太子に呼ばれたとき、伯玉に相談した。伯玉は、@自分の心構えを正しくすること、A相手と調子を合わせながら自然に感化するようにすること、B相手に引きずり込まれないように自分の本心を表に出さないこと、続けて「カマキリを知っているだろう、あれはかなわぬことをしらないのだよ。自分の才能がすばらしいと思いこんでいるからだ。自分の能力の限界を知らなければならない」(蟷螂の斧)と忠告した。

兵法三六計に「捉えることを欲すならばまず逃がせ」とあり、孫子はこれを「窮寇は追うなかれ」と表現している。「追いすぎれば敵は踏みとどまって必死に反撃するが、逃げ道を与えてやればそちらに向かって逃げようとする。敵を追い詰めてはならない。敵の闘志を殺ぎ、力を失わせてからであれば容易くこれを捕えることができる」との計略である。孫子率いる呉軍が楚軍を破り清発川に追い詰めたところで、孫子は追撃の手を緩めさせ、見方の損失をまねくことなく大勝した。

国連総会の一般討論演説でトランプ米大統領は、核とミサイルの開発を進める北朝鮮に対し、挑発行為をやめない場合は「北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない」と強い言葉で警告した。その上で国際社会に対し「金正恩政権を孤立させるため、すべての国が協力する時だ」と訴え、北朝鮮への制裁を完全に履行するよう求めた。さらに、「米国は大いなる強さと忍耐力があるが、米国と同盟国を守らなければならない時、北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢はない」と強い口調で牽制した。

安倍首相は国連総会で一般討論演説を行い、「国際社会は北朝鮮に対し、1994年から十有余年、最初は『米朝枠組み合意』、次には『6者会合』で辛抱強く対話の努力を続けた。しかし、対話とは北朝鮮にとって、我々を欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった。94年の北朝鮮に核兵器はなく、弾道ミサイルの技術も成熟にほど遠かった。それが今、水爆とICBM(大陸間弾道ミサイル)を手に入れようとしている」など、「対話による問題解決の試みは無に帰した」と断言して圧力強化を訴えた。

トランプ米大統領の発言に対して金正恩朝鮮労働党委員長は、強く反発する声明を発表した。声明はトランプ氏の演説について「前代未聞で無知で粗暴」「歴代のどの米大統領からも聞けなかった犬のほえ声」と非難。トランプ氏を「政治家ではなく、火遊びが好きなちんぴら」とこき下ろした。 そのうえで、「対価を必ず受けることになる」「トランプが楽しむ修辞的な表現ではない」と主張。「史上最高の超強硬対応措置を断行することについて慎重に考慮する」と警告した。

ドイツのメルケル首相はトランプ米大統領が国連演説で北朝鮮の「完全破壊」に言及したことについて「こうした脅しには反対する」と明言した。また、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、「われわれは熱い頭を冷やし、立ち止まることや一定の接触が必要だということを理解しなければならない」と表明し、さらに他国と協力して「誰も止められない幼稚園児同士のけんかのように感情的な方法ではなく、理性的な方法」を追求するとコメントした。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長には「蟷螂の斧」とはならずに、自分の能力の限界を知らなければならないことを伝え、トランプ米大統領には「窮寇は追うなかれ」相手に逃げ道を与えることによって衝突を避け、北朝鮮の無理な国家体勢が自滅するまで待つことを提案したい。



 心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味、此謂脩身在正其心

心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味、此謂脩身在正其心(こころ、ここにあらざれば、みえどもみえず、きけどもきこえず、くらえどもそのあじをしらず、これを「みをおさむるはそのこころをただすにあり」という)の意味は「心が他のことに奪われていては、注意深く見ているようでも何も見えていない。注意深く聞いているようでも理解できていない。食べていても味がわからない。『わが身を修めるにはまず自身の心を正さなければいけない』というのはこういうことである」。

この言葉の前に「腹の立つことがあれば正しいことができない。恐懼することがあれば正しいことができない。楽しいばかりでは正しいことができない。憂いがあれば正しいことができない」とある。ここで、「視」は「注意深く見る」、聴は「注意深く聞く」、恐懼(きょうく)は「おそれおののく」という意味である。従って、腹の立つった状態、恐懼した状態、楽しいばかりの状態、憂いのある状態など、心が何かに囚われた状態においては正しい判断ができないという意味である。

ミャンマー・ラカイン州では、治安部隊とイスラム系少数派ロヒンギャの武装集団の間で衝突が始まり、多くの人が死亡した。武力集団は、「政府はこの停戦に報いるために攻撃をやめ、宗教にかかわらず、被害者を支援すべきだ」として、現地への人道的支援を条件に1カ月間、停戦すると宣言したが、ロヒンギャの掃討作戦を続けるミャンマー政府は、「政府はテロリストとはいかなる取引もしない」などと、この申し出を拒否する姿勢を示している。

国連難民高等弁務官事務所は、ミャンマー西部ラカイン州で続く治安部隊と武装集団の戦闘を逃れ、西隣のバングラデシュに避難したイスラム教徒ロヒンギャの難民が、数多く発生したことを明らかにした。パキスタン出身のノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんは、ミャンマー政府による「悲劇的で恥ずべき扱い」を非難する声明を行い、同じノーベル平和賞受賞者である同国のアウンサンスーチー国家顧問兼外相に対し、「同じように」非難するよう求めた。

1991年にノルウェーのノーベル委員会は「アウンサンスーチー氏へのノーベル平和賞を授与するにあたり...」、「彼女の不断の努力を称えるため、また平和的手段によって民主主義、人権、民族和解を達成しようと努力している世界中の多くの人々への支持を示す」と声明を発表し、スーチーは「弾圧との闘いにおける重要な象徴」であると付け加えた。しかし、アウンサンスーチー国家顧問は、ロヒンギャへの人権侵害の報道を念頭に、「偽情報がテロリストを助けている」と主張した。

国連のグテレス事務総長は、ロヒンギャ問題について「人道状況は壊滅的だ」と懸念を表明、バングラデシュに避難した難民は約38万人に上ったとし、「すべての国に人道支援を要請する」と呼びかけた。また国連安全保障理事会は、「(ロヒンギャが居住する)ラカイン州での暴力を終わらせるよう迅速な手段を要請し、治安活動中の行き過ぎた暴力の報告について懸念を表明する」との声明を発表し、ミャンマー政府に人道支援を促し、緊張緩和と難民問題の解決を求めた。

これに対してミャンマー政府は、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相が国連総会に出席しないことを明らかにした。ロヒンギャ問題を巡って、スー・チー氏に国際的な批判が高まっていることを考慮したとみられている。ミャンマーでは、軍部が実験を掌握しており、郡部との協力関係が不可欠である。また、ミャンマー世論はロヒンギャにほとんど同情していない状況でもある。ロヒンギャ問題に関しては「まずスー・チー氏自身の心を正さなければいけない」ものと思われる。



 「優性を顕性、劣性を潜性」に、そして「利己的遺伝子」

日本遺伝学会が、誤解や偏見につながりかねなかったり、分かりにくかったりする用語を改訂した。我々人間は、細胞の中に22対の「常染色体」と一組の「性染色体」を持っている。各ペアとなっている染色体の片方は父親から受け継いだもので、他方の染色体は母親から受け継いだものである。性染色体はxとyがあり、xは母親からyは父親から受け継いだものである。そしてxとyを持つのは男性で、両方ともxの染色体を持つのが女性である。

常染色体のうち各対をなす染色体を「相同染色体」といい、相同染色体の上でそれぞれ同じ位置にある遺伝子を「対立遺伝子」という。我々は相同染色体の上に父親由来と母親由来の対立遺伝子を持っている。例えば、15番染色体上の「HERC2」遺伝子について、片方の親から青色の遺伝子を受け継ぎ、他の方の親から茶色の遺伝子を受け継いだ子どもの目の色は、ほぼ間違いなく茶色になる。一方、両親から青色のHERC2遺伝子を受け継いだ子どもは、青色の目になる。

このような場合、青色は「劣性」茶色は「優性」と呼ばれている。つまり「優性」とは現れやすい形質をいい、「劣性」とは現れにくい性質の意味である。しかし、「優性」には優れているとの語感があり、「劣性」には劣っているとの語感があるため、誤解を生じることがある。そして「劣性遺伝病」と診断された人がマイナスイメージを抱いてしまうことがある。そこで、日本遺伝学会は「優性」を「顕性」、「劣性」を「潜性」と言い換えることにした。

他にも、「バリエーション」の訳語の一つだった「変異」を「多様性」に言い換え、遺伝情報の多様性が一人一人違う特徴となるという基本的な考え方が伝わるようにする。また、色の見え方は人によって多様だという認識から「色覚異常」や「色盲」は「色覚多様性」とした。日本遺伝学会の学会長の小林東京大教授は「改訂した用語の普及に努める。教科書の用語も変えてほしいと文部科学省に要望書も出す予定だ」と話している。

新たに開発されたゲノム編集技術「クリスパーキャス9(クリスパー)」は、ねらった遺伝子をピンポイントで修正できるため、「神の技術」とまで言われている。そして、「遺伝子ドライブ」と呼ばれる技術がクリスパーを使って実現することが可能になった。遺伝子ドライブは「人類にとって都合の悪い遺伝子」を人為的に駆逐することができる。逆に「人類にとって都合のいい遺伝子」を人為的に繁殖させる技術でもある。

米カリフォルニア大学の、サンディエゴ校とアーバイン校の共同研究チームが、クリスパーを使って「利己的遺伝子」を作り出すことに成功した。通常は、父親由来の遺伝子と母親由来の遺伝子が互いに半々の確率で子孫に伝わっていく。これに対して利己的遺伝子では、100%に近い確率で子孫に伝わっていくため、最終的には利己的遺伝子以外の遺伝子を完全に駆逐してしまう。そして、共同チームはマラリア原虫耐性の利己的遺伝子を作り出すことに成功した。

マラリア原虫耐性遺伝子を持った蚊は、マラリアを伝染させることはないので、この遺伝子を持った蚊を野に放てば、いずれは他の蚊を駆逐して、マラリア撲滅に繋がるはずである。しかし、米国科学アカデミーは、「現時点では、遺伝子ドライブで作られた生物を野生に放つことを支持するに足る十分な根拠がない」との勧告を行った。食物連鎖の末端に位置する「蚊」を遺伝的に改造して野に放てば、生態系や環境に予想外のダメージを与えかねないことを危惧したものである。



 リンク集

 Jリーグ
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 グランパス
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 日本野球機構
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 中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズのホームページです。
 日本相撲協会
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